プロトレイルランナーの鏑木毅さんの著書「50歳からの世界挑戦MINDSET」を読み終えました。
鏑木毅さんといえば2009年に出場したスイスのアルプスで開催される山岳レース「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」で3位という快挙を果たしました。そしてその模様をNHKが「激走モンブラン」としてドキュメンタリー放送したことでトレイルランニングという競技を日本に普及させる大きなムーブメントとなりました。
そんな鏑木毅選手ですがその後の競技生活では不調や度重なる怪我が続いて思うような競技生活が送れなかったようです。
周囲の大きな期待とは裏腹に満足に走れない自分とのギャップ。そんな苦しい時の想い等もダイレクトに表現されていてとても人間味あふれる内容でした。さらにアラフィフの自分にとって、年代も近くとても共感のもてる内容でした。
鏑木毅さんといえば日本のトレイルランニングのレースとしては最も有名なUTMF(ウルトラトレイルマウントフジ)の実行委員会会長でもあります。今年は今月の4月22日がスタート予定です。
そんな会長が2022年大会に自身もレースに参加するとの発表がありました。
この本を読んだ後だから思うのだけど現役最盛期のような結果を求める走りではなく、本当に山を走るのを楽しむレースをするんだろうなぁと感じました。