バックストレート走行中

トレイルランニングやランニングたまにロードバイクなどやってます

ハセツネCUP 2025 ~レースレポートと装備品紹介~

日本山岳耐久レース長谷川恒男CUP」、通称ハセツネCUPを走ってきました。レースは7月のONTAKE100以来。ハセツネは2024年春のハセツネ30Kには参加したことがあるけれどハセツネCUPは初。ハセツネCUPは武蔵五日市をスタートして今熊山からトレイルにはいり醍醐丸、三頭山、御前山、大岳山、御岳山、日の出山、そして金毘羅尾根をたどって再び武蔵五日市に戻ってくる71.5kmで累積標高は4,582mのコース。今年(2025年)からスタートとフィニッシュ地点が少し変更になり、フィニッシュ地点は武蔵五日市駅前に2025年7月にオープンしたフレア五日市の前。

制限時間は24時間とながいのでトレランスタイルではなく登山スタイルでのんびり完走を目指す人も。そしてスタートが13時なので必然的に夜間走行が多くなるレース。

そしてトレランレースでは大抵はエイドポイントがあって水や補給食が提供されるけれどハセツネCUPは42kmの第二関門(月夜見第二駐車場)の1か所のみで、水orスポドリのペットボトル(500ml)が3本までしか提供されない。なのでレース途中の水切れはすなわち致命傷となる。天候によって担いでいく水の量をいかに調整するかが重要となってくる。

そんなわけで補給食や装備はこんな感じ。

パンツ・・・インナーファクト インナー付き5インチランパン
シャツ・・・モンベル 自転車柄のやつ
インナー・・・ファイントラック ベーシックドライレイヤー
シューズ・・・サロモン S/LAB PULSAR SOFT GROUND
ライト・・・頭 REDLENSER H8R / 腰 REDLENSER NEO5R  (予備)Black Diamond SPOT400
ザック・・・THE NORTH FACE TR10
携行食・・・アミノバイタルアミノショットアミノバイタルメダリスト、などジェル系を10個程と柿ピー一袋、アミノ酸の顆粒、梅干し純、コムレケア
水・・・1.5Lのハイドレーションにエブリサポート、500mlのフラスクにパワープラダクションCCDx2本、さらに500mlフラスクに麦茶 合計3L
あとはレインウェアとアームウォーマーなどの防寒品とファーストエイドキット

 

今年からコース位置が変更になった五日市出張所交差点からスタート。ITRAのパフォーマンスインデックスが600を超えていたのでエリート枠でエントリーしてSブロックから。

まずは本大会唯一水分提供される42km地点の月夜野第二駐車場まではドラクエでいう「命大事に」走法。とはいえ周りの選手の流れにのって走っているといつのまにか汗だく。第一関門の浅間峠は3時間30分弱で通過。タイムはある程度想定通りでまだまだ気持ちには余裕がある感じ。

この頃からだんだんと日が落ちていき気持ちも落ちていく中で目にした富士山のシルエットとその前に広がる雲海。本レース中、唯一の写真撮影。

かなりの疲労で心おれかけていたけれどこの景色をみて楽しんでいこうと気持ちの切り替え。さらにこのあと真っ赤に染まった夕焼けが見えたけれど写真を撮る余裕はなく、、、

西原峠から三頭山までが今回一番つらかった。1度試走はしていたけれど水の残量と足の疲労を考えながらできるだけ省エネ走法。

三頭山の周辺は19時以降は大会規制で走行禁止区間となっていたのだけど山頂に到着した時点で走行禁止時間の10分前。下りに入って走行禁止区間をクリアできるかと思ったけれど途中で19時を超えてもどかしい時間が経過して鞘口峠へ。

鞘口峠からは昼1回、夜1回試走しているので気持ち的はかなり楽になった。終盤のイメージは頭の中にあったので鞘口峠から4km先の月夜野第二駐車場までは楽しく走れた。

月夜野第二駐車場で念願の水分補給と足裏に豆ができかかっていたでそれを対処してから再スタート。ここからは前後にいる選手もほとんどいなかったので真っ暗闇の中を試走時の自分と今の自分を対比するように前に進んでいた感じ。

最終関門の御岳神社手前の長尾根を通過したときにスタッフの人から「頑張ればサブ11!(11時間以内のゴール)」と言われて時計をみたらスタートから9時間50分くらい。

ということで頑張って日の出山までは良かったけれど肝心の金毘羅尾根に着いた頃には足が終わって失速。

良い感じのペースで走る後続選手数名を前を譲りつつの走りだったけど町の灯りが見えてきた場所からはなんとか最後の力を振り絞りフィニッシュ地点の武蔵五日市駅前のフレア五日市へ。

最後は駅前の花道を気持ちよく走ってフィニッシュゲートに。記録11時間19分。

ゴール後に計測チップを外してもらって完走賞をもらうと年代別ギリキリの6位。走り切った安堵と入賞の喜びで疲れも吹き飛ぶ勢い。

数日経過してこうしてじっくりと振り返るといろいろと改善すべき点はあったかもしれないけれどその時考えてやるべきことはしっかりできた、かな。

次に生かすことは今回のような高強度のレースで柿ピーはいらないな。でもレース終了後の車中泊での一人祝杯のおつまみになったので良しとするか。

レース後2日間は脚の張りなどあって完全レストしたけれど3日後にラン再開。10km程度のジョグだったけど足はやや重いものの特に不調なところはなく走れた。ONTAKE100のあとはダメージで1週間ほどは走れなかったけどそれに比べれば強度は低かったということかな。

また次の目標に向かって再始動。

にほんブログ村 その他スポーツブログ ジョギングへ
にほんブログ村 その他スポーツブログ トレイルランニングへ
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村