昨日はツールドフランス2021 第11ステージは山岳ステージ。今日はフランス南部に位置する「プロヴァンスの巨人」とも呼ばれる有名な山「モン・ヴァントゥ」(1912m)が登場です。登り口から山頂まで約21km、平均勾配は7.6%、標高差は1617mあります。過去のツールドフランスでも多数のドラマが繰り広げられてきた峠です。1973年にはレース中にトム・シンプソン選手が亡くなったステージでもあり、「死の山、「魔の山」とも呼ばれており、山頂付近にはシンプソン選手の石碑もあります。
そんな山を昨日はなんと1度登って一旦下ってからもう一度登り返すというなんとモン・ヴァントゥ2回登攀の驚愕ステージでした。そのハイライトはこちらです。
ステージ優勝は果たしたのはヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)選手ですが、総合トップのポガチャル選手がやはり堅実な走りをみせてマイヨジョーヌを守りました。そして総合2位との差はなんと5分あまり。この段階で5分とはかなりのアドバンテージですね。
【総合順位】(11ステージ終了時点)
1. POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO) 43:44:38
2. URAN Rigoberto (EF EDUCATION – NIPPO / COL) +05:18
3. VINGEGAARD Jonas (JUMBO-VISMA / DEN) +05:32
4. CARAPAZ Richard (INEOS GRENADIERS / ECU) +05:33
5. O’CONNOR Ben (AG2R CITROEN TEAM / AUS) +05:58
6. KELDERMAN Wilco (BORA – HANSGROHE / NED) +06:16
7. LUTSENKO Alexey (ASTANA – PREMIER TECH / KAZ) +06:30
8. MAS NICOLAU Enric (MOVISTAR TEAM / ESP) +07:11
9. MARTIN Guillaume (COFIDIS / FRA) +09:29
10. BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA Peio (BAHRAIN VICTORIOUS / ESP) +10:28
まだレースは先が長いので彼がいつ調子を崩すか、このままの調子を続けるのか、あるいは他の選手が調子を上げてくるか分かりませんがやはりポガチャル選手の好調振りが顕著に現れているような気がします。
ちなみにモン・ヴァントゥの峠を身近なところで例えると、、、
長野県の麦草峠(標高2127m)を茅野市や佐久穂町から登る感じでしょうか。。。標高差はモン・ヴァントゥには及びませんが距離と標高は似たような感じですね。
麦草峠はなんども訪れたことがある場所ですが自転車ではまだないのでいつかはチャレンジしてみたい峠ですね。